防災備蓄診断

公開 2026-09-07

防災備蓄は何日分必要?「3日」と「7日」の根拠と、わが家の数量の出し方

国が「最低3日、できれば1週間」と言う理由と、世帯人数から水・食料・トイレの数量を計算する方法をまとめました。

結論:最低3日分、在宅避難を考えるなら7日分

首相官邸は、飲料水と非常食を最低3日分、大規模災害に備えて「1週間分」の備蓄が望ましいとしています。農林水産省も「最低3日分~1週間分×人数分」を目安にしています。

3日分では足りないことがあるのは、水道とガス

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ライフラインが戻るまでの目安と、備蓄日数過去の地震では電気は約1週間で大半が戻ったが、水道と都市ガスは1か月以上かかったことがある。発災3日7日電気過去の地震では約1週間で大半が戻った水道1か月以上かかったことがある →ガス都市ガスも1か月以上かかったことがある →最低3日分。大規模災害に備えるなら7日分。数量は「人数 × 基準 × 日数」で決まります。
阪神・淡路大震災では、電気は6日後に復旧しましたが、水道と都市ガスは約3か月かかりました。首都直下地震の想定でも、水道は約1か月、都市ガスは約5週間です。首相官邸は、大規模災害に備えて1週間分の備蓄が望ましいとしています。日数は地域と被害の程度で大きく変わります。

出典:内閣府「ライフライン・インフラの復旧状況」(2011年)、中央防災会議「都心南部直下地震の被害想定」(令和7年12月)をもとに編集部作成

  • 3日:農林水産省は、災害支援物資が3日以上届かないことが想定されるとしています。
  • 7日:同じく農林水産省は、ライフラインの復旧まで1週間以上かかるケースが多く、物流が止まって1週間はスーパーやコンビニで食品が手に入らないことが想定されるとしています。地域の状況によっては2週間分など多めに、とも書いています。

つまり「3日」は支援物資が届くまでの最低ライン、「7日」は物流とライフラインが戻るまでのラインです。

1人1日あたりの目安量

品目1人1日の目安根拠
飲料水3L飲料用と調理用の量(首相官邸・農林水産省)。生活用水は別
食料3食1日3食として数える(このサイトの数え方)
携帯トイレ5回分「1日5個×3日分×家族の人数」が最低限、1週間分がおすすめ(東京都)
カセットボンベ約0.86本1人1週間あたり約6本(農林水産省)を7日で割った値

わが家の数量の出し方

数量は「人数 × 1日の目安 × 日数」で決まります。

例:大人2人・子ども1人、7日分なら

  • 飲料水:3人 × 3L × 7日 = 63L(2Lペットボトルで約32本、6本入りで約5箱)
  • 食料:3人 × 3食 × 7日 = 63食
  • 携帯トイレ:3人 × 5回 × 7日 = 105回分

63Lの水を見ると「置き場所がない」と感じるはずです。だから7日分をすべて長期保存水で揃える必要はありません。普段飲むペットボトル水を多めに買って回すローリングストックと組み合わせるのが現実的です。

見落としやすい3つのこと

  1. 乳幼児・高齢者・ペットは別枠で数える。ミルク、介護食、ペットフードは、ふだん使っている量×日数で用意します。
  2. 水は「飲料水」と「生活用水」を分ける。首相官邸は、飲料水とは別に、トイレを流したりするための生活用水も必要としています。飲料水の3Lに生活用水を含めると不足します。
  3. 季節で必要量が変わる。夏は汗をかくので飲料水を多めに、冬は保温・暖房を追加します。

次にやること

自分の世帯条件で必要量を計算するには、防災備蓄診断を使ってください。人数・日数を入れると、この記事の計算を全品目について自動で行い、不足分だけを表示します。

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