防災備蓄診断

公開 2026-09-08最終更新 2026-09-29

防災セットの選び方:入っていないもので判断する6つの基準

防災セットは水・食料・トイレが足りないものが多く、土台として使って買い足す前提で選びます。重複、水と食料、トイレの回数、重さ、期限、収納場所の6つの判断軸を解説します。

防災セットは「入っていないもの」で選ぶ

防災セットは、一度に多くの品目をそろえられる反面、「入っているから安心」と思いやすい品目です。編集部が2026年9月13日に、通販サイトの売れ筋上位から選んだ防災セット9製品の商品ページとメーカー公式ページを確かめたところ、水の量が1人1日3Lの1日分に届く製品はありませんでした。食料や携帯トイレも、家庭の必要量と比べると足りないものが多くありました。セットは土台として使い、足りない分を買い足す前提で選ぶと失敗しません。

セットに入っているものと、必ず足すもの

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防災セットの中身と、足りないものセットには照明や衛生用品が入る。水と食料、常用薬、現金、眼鏡は自分で足す必要がある。多くのセットに入っている懐中電灯・ランタン携帯トイレ(2〜10回分)アルミブランケット衛生用品・軍手ラジオ・給水袋自分で足すもの水(1人1日3L)食料(1人1日3食)常用薬・お薬手帳現金・身分証の写し眼鏡・入れ歯9製品とも、水は1人1日3Lの1日分に届きませんでした。家に置く備蓄は別に用意します。
2026年9月13日に9製品の公開情報を確かめたところ、水も食料もまったく入っていないものが2つありました。点数が多い製品でも、中身が器具と衛生用品だけということがあります。買う前に内訳を確かめてください。

出典:防災備蓄診断 編集部作成

判断の軸

1. 家にあるものと重複していないか

懐中電灯やラジオをすでに持っているなら、それらが入ったセットは重複になります。先に防災備蓄診断で「持っているもの」にチェックを入れ、足りない品目を確認してから、その品目が入っているセットを探すのが順番です。

2. 水と食料は「別に備蓄する」前提で見る

9製品に入っていた水は、なし〜4L(2人用)でした。1人1日3Lの1日分に届く製品はなく、水も食料も入っていない製品が2つありました。セットの水・食料は持ち出し用と考え、家庭の備蓄は別に用意します。必要量は保存水の選び方と非常食の選び方にまとめています。

3. 携帯トイレの回数

9製品の携帯トイレは、回数で書かれたもので2〜10回分でした。1人で使っても、1人1日5回の目安で多くて2日分です。回数が少ない場合は、50回分などの携帯トイレを別に買い足します。選び方は携帯トイレの選び方を参照してください。

4. 重さ:持ち出す用か、家に置く用か

9製品のうち重さが公表されていたものは、1人用で約2〜5.6kg、2人用で6.0〜8.5kgでした。2人用でもリュックが1つの製品は、1人で背負う重さになります。買う前に重さを確かめ、背負って歩けるかで選びます。大容量のセットは在宅避難用として玄関などに置く前提で選び、持ち出し用は別に小さくまとめると使い分けができます。

5. 保存期限がそろっているか

セット内の食料や水の期限がばらばらだと、入れ替えの管理が煩雑になります。期限が近いものから順に普段の食事で消費して補充する「ローリングストック」と組み合わせるなら、ローリングストックのやり方を参考にしてください。

6. 収納場所

玄関・寝室・車のどこに置くかで、選ぶサイズが変わります。リュック一体型は玄関、箱型は押し入れや車のトランクに向きます。

基準を満たす選択肢の例

順位ではなく、上の軸で分けた「タイプ」の例です。どれが合うかは家庭の状況で決まります。

タイプ向いている状況見ておく点
1人用・持ち出し重視一人暮らし、職場や車に置くリュック一体型。ライト・ラジオ・保温シート・簡易トイレが基本。水と食料は別に備蓄
2人用・3日分夫婦・カップル。在宅避難と持ち出しの両方食料が3日分入るか。携帯トイレの回数。ランタンが入っていると在宅避難で役立つ
家族用・在宅避難向け3〜4人家族。玄関に置く大容量タイプカセットコンロ・給水袋が入っているか。乳幼児・高齢者用品は別に用意。持ち出し用は別に小分け

具体的な製品は、上の軸を満たすかどうかを内容物の一覧で確認して選んでください。このサイトでは実際に使用した感想は書いていません。

セットを買わない選択肢

足りない品目が少ないなら、セットより個別に買うほうが無駄が出ません。診断結果には足りない品目が優先度の順に出るので、上から順にそろえていけます。

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